ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンを豊富に含むクビナガタマバナノキ(Neolamarckia cadamba)抽出物の創傷治癒・抗糖尿病・抗酸化作用

Wound healing, antidiabetic and antioxidant Activity of Neolamarckia cadamba, quercetin rich, extract

要旨:
クビナガタマバナノキ(Neolamarckia cadamba、アカネ科の常緑高木)の茎および樹皮のエタノール抽出物は、ケルセチンが主成分であった。同抽出物はDPPHラジカル消去活性(IC50値: 185 μg/mL)を示し、α-アミラーゼ(IC50値: 37.23±1.49 μM)およびα-グルコシダーゼ(IC50値: 38.26±1.72 μM)を阻害した。α-アミラーゼとα-グルコシダーゼの阻害活性は、糖尿病治療薬のアカルボースと同等であった。