熱中症ラットにおける酸化ストレスと炎症応答を介した肝損傷に対する、イソラムネチンの効果
Effects of isorhamnetin on liver injury in heat stroke-affected rats under dry-heat environments via oxidative stress and inflammatory response
- 出典:
- Scientific Reports
- 2024
- 14
- 7476
- DOI:
- 10.1038/s41598-024-57852-y
- 要旨:
- 乾熱環境下で熱中症にしたラットは、肝組織が損傷し血中のALTとASTが上昇したが、イソラムネチンの投与が用量依存的に軽減した。イソラムネチンの抗炎症作用は、肝組織のTNF-α・IL-1β・IL-6を用量依存的に低減した。イソラムネチンの抗酸化作用は、熱中症で上昇した血中のマロンジアルデヒドを軽減し、減少したSODとカタラーゼを回復した。イソラムネチンはまた、肝組織にてHSP70を増大し、NF-кBとカスパーゼ-3は減少した。