ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

DNAのメチル化を指標とする老化時計における、ダサチニブ・ケルセチン・フィセチンの効果: 老化細胞除去に関する縦断的研究

Exploring the effects of Dasatinib, Quercetin, and Fisetin on DNA methylation clocks: a longitudinal study on senolytic interventions

要旨:
19名の被験者にダサチニブ(50 mg)とケルセチン(500 mg)の組合せを6カ月間投与して、3カ月目と6カ月にDNAのメチル化を測定した。その結果、エピジェネティクス的年齢の加速と、テロメア長の顕著な減少を認めた。ダサチニブとケルセチンに加え、フィセチン(500 mg)を追加した3剤の組合せの試験を1年後に行った。最初の試験の被験者10名を含む19名に3剤の組合せを投与したところ、エピジェネティクス的年齢の加速を抑制した。ダサチニブとケルセチンとの組合せによるエピジェネティクス的年齢の加速を、フィセチンが緩和したことを示唆している。