ケルセチンによるRhoCの分解は、肝細胞癌の浸潤と転移を抑制する
Quercetin-induced degradation of RhoC suppresses hepatocellular carcinoma invasion and metastasis
- 出典:
- Cancer Medicine
- 2024
- 13
- e7082
- DOI:
- 10.1002/cam4.7082
- 要旨:
- 肝細胞癌の浸潤および転移にて、RhoCのレベルが正の相関を示すことが既に知られている。今回、ケルセチンがRhoCの発現を下方調節して、浸潤と転移を抑制したことをvitroとvivoの両方で検証した。Vitro実験には初代肝細胞癌細胞を用い、vivo実験は肝細胞癌患者から採取した癌細胞を移植したマウスモデルを用いた。ケルセチンはRhoCのユビキチン化を促進して、プロテアソーム分解を誘導した。