ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

酸性成分の変更による乳清蛋白質/ゼイン系ナノゲルの物性の改善: 再分散性・安定性・ケルセチンのバイオアベイラビリティ

Improving the properties of whey protein isolate-zein nanogels with novel acidifiers: Re-dispersity, stability and quercetin bioavailability

著作名:
Feng Shao
Yuanlong Zhang
Xia Wan
Yuqing Duan
Meihong Cai
Haihui Zhang
出典:
International Journal of Biological Macromolecules
2024
266
131284
DOI:
10.1016/j.ijbiomac.2024.131284
キーワード:
乳清蛋白質/ゼイン系ナノゲル
酢酸
ケルセチン
安定性
バイオアベイラビリティ
ラジカル消去
要旨:
ケルセチンを含む乳清蛋白質/ゼイン系ナノゲルの調製に当たり、酸性成分を従来使用していた塩酸から酢酸に変更した。その結果、ナノゲルの物性と機能が大幅に改善された。pH安定性・保存安定性が向上し、ゲル中の蛋白質の柔軟性とランダム性を高めて、再分散性を改善した。ケルセチンのバイオアベイラビリティ(24.34%)とDPPHラジカル消去能(36.68%)も、それぞれ改善された。