アルツハイマー病におけるケルセチンの可能性を探る: 薬力学・薬物動態学・ナノ送達システム
Exploring the potential of quercetin in Alzheimer's Disease: Pharmacodynamics, Pharmacokinetics, and Nanodelivery systems
- 出典:
- Brain Research
- 2024
- 1834
- 148905
- DOI:
- 10.1016/j.brainres.2024.148905
- 要旨:
- ケルセチンによるアルツハイマー病の治療に関する総説。アルツハイマー病に有効であるケルセチンの薬理作用として、抗酸化作用・抗炎症作用・アミロイド産出の抑制・神経保護作用を論じる。後半では、ケルセチンのバイオアベイラビリティを高めるナノ技術として、リポソーム・固体脂質・脂質ナノ粒子・ナノ乳濁液・自己集合型ナノ粒子にてアルツハイマー病に有効性を示した動物実験の論文を整理する。