ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

植物由来の天然物のジペプチジルペプチダーゼ-4阻害活性を、コンピューターにて予測する

Characterization of Plant-Derived Natural Inhibitors of Dipeptidyl Peptidase-4 as Potential Antidiabetic Agents: A Computational Study

要旨:
ジペプチジルペプチダーゼ-4(DPP-4)阻害剤は、糖尿病治療薬の主要クラスである。81種の薬用植物の構成成分6000種を対象に、分子ドッキングにてDPP-4阻害剤をバーチャルスクリーニングした。その結果、イソラムネチンが最も高い親和性を示し、結合エネルギーは−8.5 kcal/molであった。イソラムネチンは、DPP-4の活性ドメインのAsp545・Lys554・Ser630・Gly741と水素結合で相互作用し、TRP629とはπ-πスタッキングした。