ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

骨再生に必要な足場の骨形成と抗菌活性への、ケルセチンおよびマグネシウムを添加したケイ酸カルシウムの付随する効果

Concomitant Effect of Quercetin- and Magnesium-Doped Calcium Silicate on the Osteogenic and Antibacterial Activity of Scaffolds for Bone Regeneration

著作名:
Arul Murugan Preethi
Jayesh R. Bellare
出典:
Antibiotics
2021
10
1170
DOI:
10.3390/antibiotics10101170
キーワード:
ケルセチン
マグネシウム添加ケイ酸カルシウム
抗菌活性
骨形成
要旨:
ケルセチンーマグネシウム添加ケイ酸カルシウム錯体を調製し、その抗菌活性と骨形成活性を評価した。ケルセチンの金属親和性により、ケルセチン濃度に比例して、(Ca + Mg)/Si値が向上した。ポリカプロラクトン/ポリビニルピロリドン足場を使用する培養14日目には、増殖が3倍になり、総コラーゲンは1.6倍になった。また錯体は、ケルセチン単独作用時より低い濃度で、黄色ブドウ球菌を始めとするグラム陽性菌に抗菌活性を示した。