応答曲面法を用いたケルセチンナノリポソームの調製条件の最適化と安定性の評価
Optimization of Preparation Conditions for Quercetin Nanoliposomes Using Response Surface Methodology and Evaluation of Their Stability
- 出典:
- ACS Omega
- 2024
- 9
- 17154–17162
- DOI:
- 10.1021/acsomega.3c09892
- 要旨:
- 超音波薄膜分散法にてケルセチンを含むナノリポソームを調製し、応答曲面法にて最適化した条件は蒸発温度35℃、ケルセチン濃度0.20 mg/mL、脂質/胆汁4:1であった。得られたナノリポソーム粒径は134.11 nmで、ゼータ電位は37.50 mVであった。腸液中にて、ナノリポソームよりケルセチンの徐放を確認した。0.1~0.4 mg/mLの濃度にて、ナノリポソームは細胞毒性を示さず、Caco-2細胞の生存率は 90%以上であった。