甲状腺機能亢進症ラットにおける、ケルセチンナノ粒子によるポリオール経路の阻害が及ぼす影響
Inhibitory Impact of Quercetin Nanoparticles on Polyol Pathway in Hyperthyroidism Rats
- 出典:
- BioNanoScience
- 2024
- 14
- 1218–1227
- DOI:
- 10.1007/s12668-024-01363-7
- 要旨:
- L-チロキシンで惹起した甲状腺機能亢進症のモデルラットに、ケルセチンもしくはナノ化したケルセチンをそれぞれ投与した。両者とも、アルドース還元酵素とソルビトールを低下して、ポリオール経路の阻害を示唆した。さらに、甲状腺のマロンジアルデヒドを低減し、グルタチオンおよびGPxを上昇して、抗酸化作用を発揮した。甲状腺組織の病変の改善は、ナノ粒子の方が優れていた。