ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンは糖尿病ラットのmiR-1306-5p/HSD17B7軸を介する小胞体ストレスを阻害して、テストステロン分泌障害を改善する

Quercetin ameliorates testosterone secretion disorder by inhibiting endoplasmic reticulum stress through the miR-1306-5p/HSD17B7 axis in diabetic rats

著作名:
Di Wang
Yan Li
Qian-qian Zhai
Yun-feng Zhu
Bei-yan Liu
Yun Xu
出典:
Bosnian Journal of Basic Medical Sciences
2022
22
191-204
DOI:
10.17305/bjbms.2021.6299
キーワード:
糖尿病
ラット
精巣損傷
ケルセチン
miR-1306-5p
動物実験
要旨:
ストレプトゾトシンで惹起した糖尿病モデルラットは、体重と精巣組織重量が減少したが、ケルセチンの投与で改善した。ケルセチンは、精巣組織にてmiR-1306-5pを下方調節し、ストレプトゾトシンで減少した17β-ヒドロキシステロイド脱水素酵素(HSD17B7)の発現が回復した。その結果、miR-1306-5pの過剰発現で促進された細胞アポトーシスを、逆転させた。