デンプンとキトサンを基盤とする拡張性フィルムにて、ケルセチンの固体分散体を胃特異的に送達する
The development of expandable films based on starch and chitosan for stomach-specific delivery of quercetin solid dispersions
- 著作名:
- Ruedeekorn Wiwattanapatapee
- Thisana Yaoduang
- Manassawee Bairaham
- Saravoot Pumjan
- Nattawut Leelakanok
- Arpa Petchsomrit
- 出典:
- Journal of Drug Delivery Science and Technology
- 2024
- 95
- 105631
- DOI:
- 10.1016/j.jddst.2024.105631
- 要旨:
- 拡張性フィルムを設計するにあたり、キトサンと共存するデンプンの種類を検討した結果、ゼラチン化する前のトウモロコシデンプンが最適であった。キトサン-トウモロコシデンプンから成るフィルムにてケルセチンを封入して、新規製剤を調製した。模擬胃液中にてフィルム製剤は膨張して、含有するケルセチンの80%を8時間に渡って持続的に放出した。フィルム製剤はまた、RAW264.7マクロファージに用量依存的な抗炎症作用を示した。