ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ルチンはCaR/NLRP3/NF-κBシグナル経路を介してシェーグレン症候群を軽減する

Rutin alleviates Sjogren’s syndrome via CaR/NLRP3/NF-κB signal pathway

著作名:
Jing He
Meimei Xu
Suling Wu
出典:
In Vitro Cellular & Developmental Biology - Animal
2024
60
411–419
DOI:
10.1007/s11626-024-00893-4
キーワード:
シェーグレン症候群
マウス
ルチン
唾液分泌
顎下腺
CaR/NLRP3/NF-κB
動物実験
要旨:
シェーグレン症候群のモデルマウスにルチンを投与すると、唾液の分泌と唾液腺指数を改善して、症状の軽減効果を認めた。ルチンは顎下腺にて、酸化ストレスと炎症サイトカインを低減した。ルチンはNLRP3・ASC・IL-1βを低減し、NF-κBのリン酸化を阻害したが、カルシウム感知受容体(CaR)の過剰発現下では働きが打消された。よって、ルチンの作用メカニズムとしてCaR/NLRP3/NF-κBの抑制が示唆された。