ケルセチン由来の赤色発光カーボンドット: アルツハイマー病におけるアミロイドβの線維形成に対する多機能治療ナノ薬剤
Quercetin-derived red emission carbon dots: A multifunctional theranostic nano-agent against Alzheimer’s β-amyloid fibrillogenesis
- 出典:
- Colloids and Surfaces B: Biointerfaces
- 2024
- 238
- 113907
- DOI:
- 10.1016/j.colsurfb.2024.113907
- 要旨:
- ケルセチンとp-フェニレンジアミンより、赤色発光カーボンドットを合成した。得られたカーボンドットは2~5 μg/mLの濃度で、アミロイドβの凝集を抑制し、成熟したアミロイドβのフィブリルを4時間以内に解重合した。カーボンドットはまた、活性酸素種を除去し、アミロイドβの赤色蛍光イメージングを示した。カーボンドットはアミロイドβが誘発した細胞毒性を軽減して、生存率を74.9%から98.0%に向上した。