肝標的送達を目的とする、グリチルリチン酸で安定化されたケルセチンナノ結晶の調製とin vitro/vivo評価
Fabrication and in vitro/vivo evaluation of quercetin nanocrystals stabilized by glycyrrhizic acid for liver targeted drug delivery
- 出典:
- International Journal of Pharmaceutics: X
- 2024
- 7
- 100246
- DOI:
- 10.1016/j.ijpx.2024.100246
- 要旨:
- ケルセチンのナノ結晶を、2通りの方法(グリチルリチン酸 or ポロキサマー188)で安定化させた。両者とも粒径は130 nmで同等であり、ロッド形状も共通していた。ラットを用いる薬物動態試験にて測定された各パラメーターには、安定剤による違いを認めなかった。しかし、肝中濃度はグリチルリチン酸を用いたナノ結晶の方が顕著に高く、肝特異的なケルセチンの送達を実現した。