ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

高血圧症におけるケルセチンの薬理学的効果と妊娠高血圧症候群におけるその潜在的な応用: in vitro・in vivo・臨床研究の総説

Pharmacological Effect of Quercetin in Hypertension and Its Potential Application in Pregnancy-Induced Hypertension: Review of In Vitro, In Vivo, and Clinical Studies

要旨:
現在メチルドパが妊娠高血圧症候群に最も処方されているが、しばしば副作用が問題になる。より安全な治療薬が望まれる現状を踏まえ、動物実験を中心とするケルセチンの効果の報告例をまとめた総説。血管内皮への抗酸化および抗炎症作用が、作用機序となる。また、10件の臨床研究にも言及してあり、ケルセチンの安全性が実証された。