NEK7が媒介するNLRP3インフラマソーム/GSDMDシグナル伝達を活性化して、ケルセチンは結腸癌にパイロトーシスを誘導する
Quercetin-induced pyroptosis in colon cancer through NEK7-mediated NLRP3 inflammasome-GSDMD signaling pathway activation
- 出典:
- American Journal of Cancer Research
- 2024
- 14
- 934–958
- DOI:
- 10.62347/MKAN3550
- 要旨:
- ケルセチンはヒト由来結腸癌細胞株HCT116およびHT-29にパイロトーシスを誘導して、増殖を抑制した。ケルセチンはNEK7の発現を蛋白質レベルで上昇し、NLRP3インフラマソームを構築して、パイロトーシスの実行因子であるGSDMDの発現を促進した。NEK7のサイレシングは、NLRP3インフラマソーム/GSDMD経路が遮断され、ケルセチンによるパイロトーシスの誘導が打消された。