ケルセチンとケルセチン誘導体のキサンチンオキシダーゼ阻害活性
Xanthine oxidase inhibitory activity of quercetin and its derivatives: Interaction mechanism and evaluation methods
- 出典:
- Food Bioscience
- 2024
- 59
- 103982
- DOI:
- 10.1016/j.fbio.2024.103982
- 要旨:
- ケルセチンとケルセチン誘導体を対象に、キサンチンオキシダーゼ(XO)阻害活性を測定して構造活性相関を明らかにした。糖の結合や水素化による二重結合の飽和は、XO阻害活性を弱めた。一方、フェノールのメチル化やフェノール数の増加は、活性を向上した。従って、水素結合の種類が活性に影響を及ぼしている。ケルセチンとケルセチン誘導体はXO固有の蛍光を消去して、水素結合による二次構造の変化を示唆した。