ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

枝分れのないキヌアデンプン・トウモロコシデンプン・ワキシートウモロコシデンプンの自己集合ナノ粒子を用いる、クリシンとルチンのカプセル封入

Encapsulation of chrysin and rutin using self-assembled nanoparticles of debranched quinoa, maize, and waxy maize starches

要旨:
クリシンとルチンのバイオアベイラビリティを向上すべく、封入するデンプンの種類を検討した。その結果、枝分れのないキヌアデンプン・トウモロコシデンプン・ワキシートウモロコシデンプンの自己集合ナノ粒子が最適であり、封入効率はクリシンが74.3%で、ルチンは79.1%であった。それぞれのデンプンを単独で使用した製剤と比べて顕著に、模擬消化液中にてクリシンとルチンの放出が持続し、高いラジカル消去活性を示した。