実験とネットワーク薬理学に基づく、リポ多糖が誘発した流産におけるケルセチンの保護効果
Protective effect of quercetin on lipopolysaccharide‑induced miscarriage based on animal experiments and network pharmacology
- 出典:
- Molecular Medicine Reports
- 2024
- 29
- 99
- DOI:
- 10.3892/mmr.2024.13223
- 要旨:
- 妊娠7日目のマウスにリポ多糖を注射して、自然流産のモデルとした。妊娠3~8日目にケルセチンを投与すると、胚の喪失率が著しく低下し、生存する胚の重量が増加した。別途実施したネットワーク薬理学において、自然流産におけるケルセチンの標的をPI3K/Akt・VEGF・MAPKの各シグナル伝達経路と予測した。従って、実験にて観察されたケルセチンによるAKT1・MAPK1・PGR・SGK1の発現の上方調節と良好に一致した。