ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

結腸直腸癌の予防のための、ラットにおけるケルセチン・ルテオリン・キサントフモールによる抗腫瘍効果と腸内細菌叢の調節

Antitumor Effect and Gut Microbiota Modulation by Quercetin, Luteolin, and Xanthohumol in a Rat Model for Colorectal Cancer Prevention

要旨:
ラットを対照群・ケルセチン群・ルテオリン群・キサントフモールに分け、対照群以外はそれぞれのフラボノイドを1週間投与した。その後、アゾキシメタンとラウリル硫酸ナトリウムで結腸直腸癌を誘発した。ルテオリン群は対照群と比べて顕著に、腫瘍の数が減少した。ルテオリン群はまた、腸内細菌叢における炎症に関連する属(Clostridia UCG-014 or Turicibacter)の存在量が減少し、健康状態を示すMuribaculumの存在量は増大した。