ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

皮膚癌を効果的に制御する、ケルセチンを含むトランスリポソームゲル: in vitroおよび細胞における有効性

Quercetin-loaded transliposomal gel for effective management of skin cancer: In vitro and cell line efficacy studies

著作名:
Mohd Abul Kalam
Raisuddin Ali
Adel Alhowyan
Ajaz Ahmad
Muzaffar Iqbal
Mohammad Raish
出典:
Journal of Drug Delivery Science and Technology
2024
96
105659
DOI:
10.1016/j.jddst.2024.105659
キーワード:
ケルセチン
トランスリポソームゲル
皮膚透過性
抗酸化作用
悪性黒色腫
B16F10
要旨:
Box-Behnken実験計画法にて最適化されたケルセチンを含むトランスリポソームゲルは、粒径が200.1 nm、ゼータ電位が−31.89 mV、ケルセチンの封入効率は82.1%であった。得られたナノ製剤によるケルセチンの皮膚透過性は、従来のケルセチンゲルと比べて2倍に向上した。フリーのケルセチンと比べて、ナノ製剤は抗酸化作用が1.3倍向上した。悪性黒色腫細胞株B16F10に対するIC50値は、フリーのケルセチンが23 μM、従来のケルセチンゲルが16.8 μMであったのに対して、ナノ製剤は9.3 μMであった。