ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

メソポーラスシリカ粒子のアミン・カルボキシル・チオール官能基化が、模擬胃腸状態におけるケルセチンの送達効率に及ぼす影響

Effect of Amine, Carboxyl, or Thiol Functionalization of Mesoporous Silica Particles on Their Efficiency as a Quercetin Delivery System in Simulated Gastrointestinal Conditions

要旨:
ケルセチンの送達システムを設計するにあたり、キャリアであるメソポーラスシリカ粒子の官能基化の影響を検討した。アミン・カルボキシル・チオールの各官能基を導入したメソポーラスシリカ粒子をそれぞれ合成し、ケルセチンを担持した。ケルセチンの含有量は、アミンが最大化して19.79±2.42%であった。pH 1.5もしくは7.4における粒子径は、カルボキシル最小化して約200 nmであった。pH 7.4におけるケルセチンの放出率は、チオールが最大化して11.43%であった。