HPVが陽性の頭頸部癌のマウスモデルにてジクロロ酢酸とケルセチンは、癌細胞の増殖を防止し細胞死を誘導して、腫瘍の増殖を遅らせる
Dichloroacetate and Quercetin Prevent Cell Proliferation, Induce Cell Death and Slow Tumor Growth in a Mouse Model of HPV-Positive Head and Neck Cancer
- 著作名:
- Yongxian Zhuang
- Joseph D. Coppock
- Allison B. Haugrud
- John H. Lee
- Shanta M. Messerli
- W. Keith Miskimins
- 出典:
- Cancers
- 2024
- 16
- 1525
- DOI:
- 10.3390/cancers16081525
- 要旨:
- Vitro: マウス由来頭頸部扁平上皮癌細胞株MEERに、ジクロロ酢酸もしくはケルセチンを作用した。その結果、mTOR阻害とアポトーシスの増加にてコロニー形成を阻害したが、両者の組合せには相乗効果を認めた。Vivo: MEER細胞を移植したマウスモデルにて、ジクロロ酢酸とケルセチンは腫瘍部分の拡大を阻害し、生存率を延長した。両者の共投与による相乗効果は、vivoでも観察された。