ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

枯草菌のコンビナトリアル代謝工学の手法にて、ケルセチンからイソケルシトリンを効率的に合成する

Combinatorial metabolic engineering of Bacillus subtilis enables the efficient biosynthesis of isoquercitrin from quercetin

要旨:
枯草菌168を宿主として、糖転移酵素UGT78D2の遺伝子を異種発現した。その結果、ケルセチンをイソケルシトリンに変換でき、力価は0.24 g/Lであった。ケルセチンを代謝する酸化還元酵素7種を無効にすると、イソケルシトリンの力価は1.64 g/Lに向上した。続いて、イソケルシトリンを加水分解するβ-グルコシダーゼ3種を無効にすると、力価は3.58 g/Lに向上した。さらに糖供与体であるUDP-グルコシドをプールすると、力価は10.6 g/Lに向上した。