ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

カルシトリオールもしくはケルセチンによる栄養補助は、カルシウム代謝を調節して卵殻と骨の質を改善する

Dietary supplementation with calcitriol or quercetin improved eggshell and bone quality by modulating calcium metabolism

要旨:
60週齢の産卵鶏を3群に分け、以下の条件で12週間飼育した。1) 通常の餌、2) 通常の餌にカルシトリオール(5 μg/kg)を添加、3) 通常の餌にケルセチン(500 mg/kg)を添加。2)と3)は、1)に比べて顕著に卵殻の質を改善し、産卵18.5時間後における大腿骨の骨の質・全身のカルシウム量・子宮液中のカルシウム量を改善した。カルシトリオールとケルセチンは、子宮中のTRPV6・PMCA・ビタミンD受容体・エストロゲン受容体αの発現を上方調節し、カスパーゼ-3の発現は下方調節した。