ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンを多く含むタマネギスープの摂取は、血小板凝集とコラーゲン刺激血小板活性化経路の必須成分を阻害する: パイロット研究

Ingestion of onion soup high in quercetin inhibits platelet aggregation and essential components of the collagen-stimulated platelet activation pathway in man: a pilot study

要旨:
平均BMIが23.1の健常者6名を対象とする、二重盲検臨床研究。ランダムに2群に分け、ケルセチン含量の高いタマネギスープもしくは低含量のスープを摂取し、直後~390分後に、30分毎の採血を行った。血中ケルセチン濃度は、高含量群が有意に高かった。血液サンプルにコラーゲンを添加して血小板凝集を起こす実験では、低含量群と比べて高含量群が有意に阻害効果を示した上、阻害効果とケルセチン濃度との相関も見られた。