ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンが強化した結晶性銀ナノ粒子の分子的洞察: 細胞毒性と抗菌活性に及ぼすオオヒメクグの影響

Molecular insights into quercetin-enhanced crystalline silver nanoparticles: Implications for breast cancer cell cytotoxicity and antibacterial action in Kyllinga nemoralis

要旨:
オオヒメクグ(大姫莎草、Kyllinga nemoralis)葉抽出物に含まれるケルセチンは、銀イオンを0価の銀に還元し、かつ銀ナノ粒子を安定化した。得られた銀ナノ粒子の粒径は7 nmで、ゼータ電位は−20 mVであった。オオヒメクグ抽出物による処置は、緑膿菌の最小発育阻止濃度とヒト由来乳癌細胞株MDA-MB-231の細胞毒性をを向上した。