ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

骨粗鬆症を治療するナノ医療としての、骨が標的のpH応答性ホスファゼン-ケルセチン-アレンドロン酸複合体

Facile fabrication of phosphazene-quercetin-alendronate composites as pH-responsive bone-targeted nanomedicine for osteoporosis treatment

要旨:
ヘキサクロロシクロトリホスファゼン(HCCP)を用いて、ケルセチン・アレンドロン酸・アミノポリエチレングリコールが架橋したナノ粒子を合成した。ナノ粒子は、粒径が158.3±59.8 nmであり、ケルセチンの含量は31.4%(w/w)であり、骨を標的としたケルセチン送達の能力も示した。ナノ粒子はまた、骨芽細胞を活性化し、破骨細胞は抑制した。卵巣摘出した骨粗鬆症のモデルマウスにナノ粒子を投与すると、骨減少を抑制した。