ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

マウス腸内の炎症応答・密着結合蛋白質・腸内微生物叢における寒冷ストレスに起因するダメージは、食物性ルチンが軽減する

Dietary rutin alleviated the damage by cold stress on inflammation reaction, tight junction protein and intestinal microbial flora in the mice intestine

要旨:
マウスを4℃に毎日3時間晒すことを3週間継続して、寒冷ストレスを与えた。同時期にルチンを投与すると、低温による回腸の形態学的な損傷を軽減し、抗酸化能を回復した。寒冷ストレスが誘導したTLR4とNF-κBもルチンが阻害して、炎症因子の発現を有意に抑制した。ルチンはまた、クローディン-1およびオクルディン発現の減少を回復して、腸の密着結合も改善した。