ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

インドセンダン(Azadirachta indica)由来の生理活性物質とFDA承認薬との、住血吸虫病原体におけるin silico比較: 住血吸虫症の治療への新たな洞察

In Silico Comparison of Bioactive Compounds Characterized from Azadirachta indica with an FDA-Approved Drug against Schistosomal Agents: New Insight into Schistosomiasis Treatment

要旨:
インドセンダン(Azadirachta indica)の構成成分63種を対象に、住血吸虫症の治療薬候補をバーチャルスクリーニングした。マンソン住血吸虫に関連する3種の受容体(チオレドキシングルタチオン還元酵素・ジヒドロオロト酸脱水素酵素・アルギナーゼ)との親和性を、分子ドッキングにて検証した。その結果、アンドログラフォライド・イソケルシトリン・ニコチフロリンの3化合物が有望であった。中でもアンドログラフォライドが、ADME予測の観点から際立って有望であった。