ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ルチンはNrf2/HO-1 シグナル伝達経路を介して、馬ヘルペスウィルス8型(EqHV-8)が誘発した感染と酸化ストレスを防止する

Rutin prevents EqHV-8 induced infection and oxidative stress via Nrf2/HO-1 signaling pathway

著作名:
Li Chen
Shuwen Li
Wenjing Li
Yue Yu
Qi Sun
Wenjing Chen
Huaqi Zhou
Changfa Wang
Liangliang Li
Meng Xu
Muhammad Zahoor Khan
Yubao Li
Tongtong Wang
出典:
Frontiers in Cellular and Infection Microbiology
2024
14
1386462
DOI:
10.3389/fcimb.2024.1386462
キーワード:
ルチン
EqHV-8
Nrf2/HO-1
抗酸化作用
マウス
動物実験
要旨:
ルチンは、馬ヘルペスウィルス8型(EqHV-8)の増殖を顕著に阻害した。EqHV-8に感染したRK-13細胞にルチンを投与すると、Nrf2およびHO-1の発現が濃度依存的に増加した。ルチンはまた、細胞内の活性酸素種とマロンジアルデヒドを軽減したが、Nrf2もしくはHO-1のサイレシング下ではルチンの抗酸化作用が打消された。よって、ルチンによるNrf2/HO-1の活性化が、抗酸化作用に基づく抗ウィルス作用の発揮につながった。EqHV-8に感染したマウスにルチンを投与すると、肺中のウィルス量が顕著に減少した。