ケルセチン-鉄錯体で処置した、健常人および糖尿病患者由来の末梢血単核細胞のトランスクリプトーム解析
Identifying transcriptomic profiles of iron–quercetin complex treated peripheral blood mononuclear cells from healthy volunteers and diabetic patients
- 著作名:
- Phattarawadee Innuan
- Chonticha Sirikul
- Nampeung Anukul
- Gwenaël Rolin
- Nathupakorn Dechsupa
- Jiraporn Kantapan
- 出典:
- Scientific Reports
- 2024
- 14
- 9441
- DOI:
- 10.1038/s41598-024-60197-1
- 要旨:
- トランスクリプトーム解析の結果、健常人および糖尿病患者由来の末梢血単核細胞をケルセチン-鉄錯体で処置した場合、それぞれ3741個と2204個の発現差のある遺伝子を明らかにした。刺激・細胞遊走・免疫プロセス・MAPK経路の応答のに不可欠な20個のハブ遺伝子のネットワークも明らかにした。結論として、末梢血単核細胞は血管新生と組織修復に有用であり、再生医療における幹細胞の代用となりうる。