ケルセチン誘導体による治療の可能性: HIV-1プロテアーゼ阻害のin silico研究
Therapeutic Potential of Quercetin Derivatives: In Silico Investigation of HIV-1 Protease Inhibition
- 出典:
- Journal of Tropical Biodiversity
- 2024
- 4
- 67-82
- DOI:
- 10.59689/bio.v4i2.215
- 要旨:
- 36種のケルセチン誘導体を対象に、 HIV-1プロテアーゼ受容体への親和性を分子ドッキングで検証した。HIV/AIDSの既存治療薬であるダルナビルよりも安定な結合エネルギーを予測したのが、22種の誘導体であった。その中の5種がLipinskiのルールオブファイブから逸脱し、17種は基準を満足していた。従って、ケルセチン誘導体17種を有望なHIV-1プロテアーゼ阻害薬の候補として選定した。