ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチン誘導体による治療の可能性: HIV-1プロテアーゼ阻害のin silico研究

Therapeutic Potential of Quercetin Derivatives: In Silico Investigation of HIV-1 Protease Inhibition

要旨:
36種のケルセチン誘導体を対象に、 HIV-1プロテアーゼ受容体への親和性を分子ドッキングで検証した。HIV/AIDSの既存治療薬であるダルナビルよりも安定な結合エネルギーを予測したのが、22種の誘導体であった。その中の5種がLipinskiのルールオブファイブから逸脱し、17種は基準を満足していた。従って、ケルセチン誘導体17種を有望なHIV-1プロテアーゼ阻害薬の候補として選定した。