ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

パーキンソン病の前臨床モデルにおけるケルセチンの効果: システマティックレビュー

Effects of quercetin in preclinical models of Parkinson's disease: A systematic review

要旨:
パーキンソン病の動物モデルにてケルセチンの有効性を報告した論文26件の、システマティックレビューを行った。内訳はラットが73.08%でマウスが23.08%であり、誘発モデルは6-ヒドロキシドーパミンが38.6%でロテノンが30.8%であった。投与形態はミセル・ナノ製剤・フリーのケルセチンであり、用量は経口投与が10~400 mg/kgで腹腔内投与が5~200 mg/kgであった。パーキンソン病に対するケルセチンの役割は、酸化ストレスの抑制・神経炎症の軽減・アポトーシスの阻害であった。