ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ルチンはp38 MAPKシグナル伝達経路を下方調節して、脊髄の神経炎症を予防する

Rutin Prevents Spinal Cord Neuroinflammation via Downregulating p38 Mitogen-Activated Protein Kinase Signaling Pathway

著作名:
Tiejun Shi
Peixin Wang
Tao Wang
Fanxuan Kong
Yikun Sun
Hao Huang
Nan Li
出典:
Indian Journal of Pharmaceutical Sciences
2024
86
593-598
DOI:
10.36468/pharmaceutical-sciences.1312
キーワード:
脊髄損傷
ラット
ルチン
BBBスコア
p38 MAPK
抗炎症作用
抗酸化作用
動物実験
要旨:
椎弓切除術で惹起した脊髄損傷のモデルラットにルチンを投与すると、BBBスコアを指標とする運動機能を改善した。脊髄組織にてルチンは、脊髄損傷で上昇した水分を低減し、p38 MAPKを蛋白質レベルで顕著に低下した。ルチンはまた、血中のIL-1β・IL-6・TNF-α・マロンジアルデヒドを低減し、SOD・カタラーゼ・GPxは上昇して、抗炎症作用と抗酸化作用を発揮した。