ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンはHRAS1 IモチーフDNA形成プロモーター配列を選択的に標的として、優先的な結合相互作用を示す

Quercetin Exhibits Preferential Binding Interaction by Selectively Targeting HRAS1 I-Motif DNA-Forming Promoter Sequences

著作名:
Sagar Bag
Souvik Ghosal
Moupriya Mukherjee
Goutam Pramanik
Sudipta Bhowmik
出典:
Langmuir
2024
40
10157–10170
DOI:
10.1021/acs.langmuir.4c00418
キーワード:
ケルセチン
i-モチーフDNA
HRAS1
相互作用
要旨:
I-モチーフDNA構造は典型的な非標準核酸構成であり、癌遺伝子のプロモーター部位に頻繁に見られる。よって、i-モチーフDNAを癌治療の標的候補として考え、ケルセチンとの相互作用を分光学的に研究した。VEGF・BCL2のi-モチーフ・二本鎖DNAと比較してケルセチンは、HRAS1(肉腫ウィルス由来の形質転換蛋白質)のi-モチーフDNAと優先的に相互作用した。