ケルセチンはmiR-147–5p/Clip3軸を介するTh17細胞の分化の抑制にて、歯周炎を軽減する
Quercetin through miR-147–5p/Clip3 axis reducing Th17 cell differentiation to alleviate periodontitis
- 出典:
- Regenerative Therapy
- 2024
- 27
- 496-505
- DOI:
- 10.1016/j.reth.2024.04.016
- 要旨:
- Vivo: 歯周炎のモデルラットにケルセチンを投与すると対照と比べて顕著に、セメントエナメル結合部から歯槽骨までの距離が減少し、歯肉組織のIL-6・TNF-α・IL-17・RORγtが減少し、FOXP3とIL-10は上昇した。末梢血にてケルセチンは、ヘルパーT17細胞(Th17)を減少し、制御性T細胞(Treg)は増大した。Vitro: CD4+T細胞にケルセチンを投与すると、miR-147–5pの発現を下方調節して、Th17への分化を阻害した。