ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルシトリンは動脈血栓症の血小板活性化を阻害する

Quercitrin inhibits platelet activation in arterial thrombosis

要旨:
塩化鉄で惹起したマウスの動脈血栓症を、ケルシトリンが修復した。ケルシトリンを投与して見られた軽減効果は、1) コラーゲンに関連する血小板凝集、2) 顆粒の分泌、3) 活性酸素種の発生、4) カルシウムの細胞内結集であった。ケルシトリンの抗酸化作用は、TNF受容体に付着する物質のリン酸化を抑制した結果であった。