ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

AMPK/mTORシグナル伝達経路を介するオートファジーとアポトーシスを調節して、ケルセチンは糖尿病ラットの心筋損傷を改善する

Quercetin Ameliorates Myocardial Injury in Diabetic Rats by Regulating Autophagy and Apoptosis through AMPK/mTOR Signaling Pathway

要旨:
ストレプトゾトシンと高糖食で惹起した糖尿病のモデルラットに、ケルセチンを投与した。その結果、糖尿病で減少した心筋組織のLC3とBeclin1を回復し、P62・Caspae-3・Bax/Bcl-2比は減少した。すなわちケルセチンは、糖尿病がもらたした心筋のアポトーシスを抑制し、不活性化したオートファジーを回復した。また、ケルセチンによる降圧作用・血糖値降下作用・心機能の回復も認めた。