ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

悪性黒色腫細胞にてケルセチンはミトコンドリアのアポトーシスを誘導し、ガングリオシドGD3の発現を下方調節する

Quercetin Induces Mitochondrial Apoptosis and Downregulates Ganglioside GD3 Expression in Melanoma Cells

要旨:
悪性黒色腫細胞SK-MEL-28およびG-361にケルセチンを作用すると、ガングリオシドGD3に加え、その合成酵素の発現も大幅に低下した。メカニズムとして、FAK/パキシリン/Aktシグナル伝達経路の阻害を提唱した。ケルセチンはまた、両細胞株のミトコンドリアに機能不全とアポトーシスを誘導して、増殖を抑制した。