ルチンをコーティングした二酸化マンガン超小型ナノ粒子を用いる、悪性腫瘍を標的とする磁気共鳴画像法および光温熱療法
Rutin-coated ultrasmall manganese oxide nanoparticles for targeted magnetic resonance imaging and photothermal therapy of malignant tumors
- 出典:
- Journal of Colloid and Interface Science
- 2024
- 670
- 499-508
- DOI:
- 10.1016/j.jcis.2024.05.067
- 要旨:
- 二酸化マンガンナノ粒子はT1緩和時間が不十分ゆえ、磁気共鳴画像法の造影剤に用いられなかった。今回、ルチンをコーティングした粒径4 nmの二酸化マンガンナノ粒子を調製したところ、今までで最長のT1緩和時間(33.4 mM(^-1)s(^-1) @1.5 T)を観測した。また、得られた超小型ナノ粒子は、癌細胞に過剰発現するグルコース輸送体受容体を標的とすることも判明した。