ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

高脂肪および高フルクトース食が誘発した糖化・酸化ストレス・炎症の、ルチンとビタミンAによる調節効果

Modulatory effects of rutin and vitamin A on hyperglycemia induced glycation, oxidative stress and inflammation in high-fat-fructose diet animal model

要旨:
高脂肪および高フルクトース食で惹起した高血糖症のモデルラットに、ビタミンAもしくはルチンを投与した。その結果、両者とも血糖値を始めとする血中の各種パラメータ(HbA1c・乳酸・glyoxylase-1・HK2・マロンジアルデヒド・GPx・カタラーゼ・NF-κB・IL-6・IL-8)を顕著に改善して、糖化・酸化ストレス・炎症を抑制した。両者の共投与は、抗酸化作用および抗炎症作用に関して単得投与時より良好な結果を与えた。