ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

マクロファージのカスパーゼ-8/ASC依存性パイロトーシスを阻害して、ケルセチンは肝組織の虚血再灌流傷害を防止する

Quercetin, a natural flavonoid, protects against hepatic ischemia–reperfusion injury via inhibiting Caspase-8/ASC dependent macrophage pyroptosis

要旨:
ケルセチンの投与は、マウスの肝虚血再灌流における壊死と炎症を抑制した。ケルセチンは、肝マクロファージにおけるGSDMDの切断(パイロトーシスの開始過程)を阻害した。ケルセチンはまた、アダプター蛋白質のASCの集合を抑制して、NLRP3およびAIM2インフラマソームの活性化を阻害した。カスパーゼ-8の過剰発現は、ケルセチンのパイロトーシス抑制効果が打消された。