ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ニワトリ胚由来の初代肝細胞にて、ケルセチンは脂質の蓄積を改善する

Quercetin ameliorates lipid deposition in primary hepatocytes of the chicken embryo

要旨:
ニワトリ胚から採取した初代肝細胞をオレイン酸とデキサメタゾンで刺激して、非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)の細胞モデルを確立した。ケルセチンの投与は用量依存的に、中性脂肪とコレステロールを減少した。ケルセチンは、AKTおよびERK経路を介する脂質の蓄積を軽減し、脂質関連遺伝子(APOB・PPARα・CYP3A5・SREBP-1)の発現を対照と同様のレベルまで減少した。