エレクトロスピニング法で調製したケルセチンを含むポリカプロラクトン-ポリビニルピロリドン膜を用いる、創傷治癒用途の送達システム
Quercetin encapsulated polycaprolactone-polyvinylpyrrolidone electrospun membranes as a delivery system for wound healing applications
- 出典:
- European Journal of Pharmaceutics and Biopharmaceutics
- 2024
- 200
- 114314
- DOI:
- 10.1016/j.ejpb.2024.114314
- 要旨:
- ケルセチンの局所放出を実現すべく、エレクトロスピニング法により調製したポリ(ε-カプロラクトン)-ポリビニルピロリドン膜に、ケルセチンを封入した。ケルセチンの挙動は、最初は激しく放出され、50時間後の平衡状態に達するまでは緩やかに放出された。ヒト角化細胞HaCaTを用いる実験にて、膜製剤による生体適合性と組織損傷の修復が示された。