気道平滑筋の収縮におけるカルシウムチャネル阻害剤としての、ローソンヒノキと有効成分であるケルセチン
Chamaecyparis lawsoniana and Its Active Compound Quercetin as Ca2+ Inhibitors in the Contraction of Airway Smooth Muscle
- 著作名:
- Edgar Flores-Soto
- Bianca S. Romero-Martínez
- Héctor Solís-Chagoyán
- Edgar A. Estrella-Parra
- Jose G. Avila-Acevedo
- Juan C. Gomez-Verjan
- Jorge Reyes-García
- María F. Casas-Hernández
- Bettina Sommer
- Luis M. Montaño
- 出典:
- Molecules
- 2024
- 29
- 2284
- DOI:
- 10.3390/molecules29102284
- 要旨:
- Ex vivo: モルモットから採取した気道輪にカルバコールを作用すると、気管収縮を誘発した。ここにローソンヒノキ葉抽出物を加えると、気管収縮が減少した。Vitro: カルバコールで刺激した気道平滑筋細胞は、カルシウムチャネルが維持する持続的な電気信号が観察される。しかし、ローソンヒノキ葉抽出物は、この信号を完全に打消した。以上の結果は、ローソンヒノキ葉抽出物の主成分であるケルセチンはカルシウムチャネルの潜在的な阻害剤であることを示唆し、気道平滑筋の収縮抑制メカニズムとして説明できた。