表面にルチンを交互積層したチタンインプラントを用いて、骨粗鬆症ラットの耐酸化と骨形成を改善する
Loading rutin on surfaces by the layer-by-layer assembly technique to improve the oxidation resistance and osteogenesis of titanium implants in osteoporotic rats
- 出典:
- Biomedical Materials
- 2024
- 19
- 045011
- DOI:
- 10.1088/1748-605X/ad4aa8
- 要旨:
- チタンの表面にポリエチレンアミンをコーティングし、その上にヒアルロン酸、さらにその上にルチン‐キトサンを交互積層して、新規インプラントを設計した。得られたチタンインプラントから、ルチンが放出されることを確認した。交互積層したインプラントは、チタンのみの場合と比べて顕著に骨芽細胞MC3T3-E1の融合・増殖・分化を促進し、過酸化水素による酸化ストレスに対する耐性を強化した。骨粗鬆症のモデルラットに適用すると、インプラントの周囲に新たな骨集団が形成した。