ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンを放出する有望なマトリックスとしての、ポリ(2-ヒドロキシエチルメタクリレート)とポリ(N-ヒドロキシエチルアクリルアミド)から成るクリオゲル

Evaluation of poly(2-hydroxyethyl methacrylate) and poly(N-hydroxyethyl acrylamide) cryogels as potential quercetin release matrices

著作名:
Cahit Özbilenler
Elvan Yilmaz
Ergül Mutlu Altundağ
出典:
International Journal of Polymer Analysis and Characterization
2024
29
189-212
DOI:
10.1080/1023666X.2024.2349628
キーワード:
ケルセチン
ポリ(2-ヒドロキシエチルメタクリレート)
ポリ(N-ヒドロキシエチルアクリルアミド)
共重合体
クリオゲル
放出特性
要旨:
ポリ(2-ヒドロキシエチルメタクリレート)とポリ(N-ヒドロキシエチルアクリルアミド)との共重合体は、多孔質の柔らかいクリオゲルであった。共重合体にケルセチンを担持し放出特性を評価した結果、pH 7.4および 37℃で膨潤制御されたゼロ次放出であり、累積放出率は92.0~94.8%であった。クリオゲルの耐久性とpH 2.0におけるケルセチン放出の制限は、小腸への送達可能性を強く示唆した。