ケルセチン・フラボノイド 論文・文献データベース

ケルセチンはマウスの腸内細菌叢を再形成して、水疱性口内炎ウィルス感染における抗ウィルス性の自然免疫応答を促進する

Dietary Flavonoid Quercetin Supplement Promotes Antiviral Innate Responses Against Vesicular Stomatitis Virus Infection by Reshaping the Bacteriome and Host Metabolome in Mice

要旨:
水疱性口内炎ウィルス(VSV)に感染したマウスにケルセチンを投与すると、インターフェロンの産出を促進し、炎症サイトカインの産出は抑制して保護効果を発揮した。ケルセチンは、VSVに起因する腸内毒素症を軽減し、かつ、脂質代謝に関連する血中の代謝物も改善した。腸内細菌叢と血中メタボローム間の相互相関は、ケルセチンによる代謝物の調節がVSV感染を防ぐことを示唆した。